なぜ日本人はベンツが好きなのか?
日本も豊かになり、貿易の自由化も進み、車の性能も上がった。にしても…。外車といえば、ベンツ、ベンツ、ベンツ…ベンツばかり。もちろんBVWやアウディなども見かけるが、群をぬいている。なぜであろう?私には、正直あまりスマートなデザインにはみえない。確かにエンブレムのデザインは素晴らしい。
ベンツがガレージに止めてあるのもよく見る。しかし普通の一軒家が多い。豪邸に止まっているのはあまり見ない気がする。あんなにかっこいいエンブレムなのに、車がヤボったいのは、エンブレムが大き過ぎるからだろう。昔のベンツはあんなに大きなエンブレムではなかった。ベンツに乗りたいが、乗れない人達にとって、ベンツは一種のステータスシンボル。だから乗れるようになった時、「ベンツ」が強調してあるとなんとなくうれしいのであろう。
その結果、エンブレムの大きいデザインが売れる。ベンツ社もエンブレムの大きいデザインを増やす。さらに色々な大きなエンブレムのベンツが街に出て行く。そうして、ベンツが多く走っているのであろう。自動車はエンブレムだが、女性はカバンにもロゴという「エンブレム」をしのばせている事が多い。ルイ・ヴィトン、グッチ、コーチなど。特にコーチは元々ブランドロゴバッグなどなかった。「ロゴ」をつけたら売れたから、作っているのだ。ベンツと似ている。日本人は目印が好きという事。「ベンツは金持ちの証」みたいに思っている。ブランドバッグも。
ほんとうにベンツが好きなのだろうか?「金持ちの乗る車」と思っているから、好きなのではないだろうか?因みに一番古いルイ・ヴィトンのロゴは、日本の「家紋」にヒントを得て作られた。だから余計にクルマとかよりも、「エンブレム」に目がいき、大きすぎるエンブレムデザインを好むのだろうか。「このエンブレムが目に入らんか!」