一般タイプは車両保険無しと比べると2倍の保険料になる
事故に遭った時に大事なマイカーを救ってくれる車両保険。大きな事故の場合だと修理費も高額になってしまうので、とても助かりますよね。ですが、車両保険を付けると保険料はぐんとアップしてしまいます。車両保険の相場を知るため実際に、複数の保険会社で保険料を試算してみます。
車両保険の試算条件
車両保険は、補償タイプによって保険料が大きく変わります。
補償のタイプは、現在、一般(フルカバー)タイプと限定(エコノミー)タイプの2種類のタイプがあります。
一般タイプは、車両損害のリスクをフルカバーしたものです。
限定タイプは、一般タイプの補償を狭めたもので、自損事故と当て逃げは補償の対象外になりますので、保険料は一般タイプよりも安くなります。免責0-10や免責0-0によっても異なりますがココでは考えないこととします。
では、実際に試算をしてみましょう。
自動車保険は、自動車の車種、型式、年式や等級、使用目的などの条件によって保険料は変わります。
今回は、10等級、事故有係数適用期間0年、記名被保険者の年齢は30歳、26歳以上補償(保険会社によっては30歳以上補償)、日常レジャー使用、年間走行距離5000キロ、ブルー免許で試算をします。
平成25年式のトヨタアクアの場合
【平成25年式のトヨタアクアの場合(型式NHP10、車両保険価格135万円)】
一般タイプの場合、チューリッヒで4万円、三井ダイレクト5万4千円、アクサダイレクト5万3千円、ソニー損保6万2千円、損保ジャパン日本興亜10万5千円という結果になりました(百円単位以下切り捨てで表示しています)。
限定タイプの場合、チューリッヒで2万9千円、三井ダイレクト2万9千円、アクサダイレクト2万7千円、ソニー損保3万3千円、損保ジャパン日本興亜5万3千円でした。
限定タイプだと、1〜3万円ほど安くなることが分かります。
ちなみに車両保険を付けない場合は、チューリッヒで1万9千円、三井ダイレクト2万9千円、アクサダイレクト2万7千円、ソニー損保3万3千円、損保ジャパン日本興亜5万3千円でした。
一般タイプの補償にした場合、車両保険を付けない場合に比べて、保険料は約2倍になるようです。
保険会社 | チューリッヒ | 三井ダイレクト | アクサダイレクト | ソニー損保 | 損保ジャパン |
---|---|---|---|---|---|
一般タイプ | 40,000円 | 54,000円 | 53,000円 | 52,000円 | 105,000円 |
限定タイプ | 29,000円 | 29,000円 | 27,000円 | 33,000円 | 53,000円 |
車両保険無し | 19,000円 | 29,000円 | 27,000円 | 33,000円 | 53,000円 |
平成25年式のホンダNBOXの場合
【平成25年式のホンダNBOXの場合(型式JF2、車両保険価格145万円)】
一般タイプの場合、チューリッヒで3万1千円、三井ダイレクト4万円、アクサダイレクト4万1千円、ソニー損保4万7千円、損保ジャパン日本興亜7万7千円でした。
限定タイプの場合、チューリッヒで2万5千円、三井ダイレクト3万1千円、アクサダイレクト3万1千円、ソニー損保3万6千円、損保ジャパン日本興亜5万9千円でした。
車両保険を付けない場合は、チューリッヒで1万6千円、三井ダイレクト2万円、アクサダイレクト2万円、ソニー損保2万5千円、損保ジャパン日本興亜3万7千円という結果になりました。
こちらも車両保険を付けない場合に比べ、一般タイプは約2倍の保険料になるようです。
※2016年4月28日現在、イオン保険マーケットのWebを使用した試算結果です。
保険会社 | チューリッヒ | 三井ダイレクト | アクサダイレクト | ソニー損保 | 損保ジャパン |
---|---|---|---|---|---|
一般タイプ | 31,000円 | 40,000円 | 41,000円 | 47,000円 | 77,000円 |
限定タイプ | 25,000円 | 31,000円 | 31,000円 | 36,000円 | 59,000円 |
車両保険無し | 16,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 25,000円 | 37,000円 |